2020-01-01から1年間の記事一覧
産後授乳期は、とにかく鬱っぽく怠く、疲れやすく、今思えばあれはホルモンバランスの異常であったのだけど。当時は慣れない夫の実家との距離の近さや親戚の近さに、ボロボロになっていた。誰に対しても僻みっぽい自分が嫌だった。街に住む全ての人がキラキ…
子育て9年生の自分はまだまだ子育てのポリシーという確固としたものがないように思っていたけれど、子供の友達と接している時のよその家庭の「決まり」を垣間見ると、意外と自分の中でそれは違うんじゃないかという違和感を覚えていることに気がつく。 『自…
肺がんの疑いは、CT検査で晴れることとなった。 結果が出るまでの約2週間生きた心地がしなかった。 写真を撮ることもできない。時間が止まっていた。 大切な友達であればあるほど言い出せなかった。無駄に心配をさせて、なんの意味があるか。そして、もし、…
久しぶりに会った独身の友人。 独身。アラフォー。「早く結婚して子供を産みたい」という。 「そっか」 私は、何も言えない。いつもいつも、本命の彼女になれず知らぬ間に結婚されたいたりすることがなぜ続くかが、数分会話しただけでわかってしまっても、そ…
先日受けたがん検診、肺がん疑いありでCTを撮ることになった。可能性としてはゼロではないけれど、限りなくゼロに近いと医者に言われた。 その結果を思い、ここ数年の私の生きるテーマである「人がいつ死ぬかわからないから、会えるうちに会う」がより明確に…
社会にでる22歳まで、女性がこんなにも世の中で働きずらい生き物だとは知らなかった。 母はずっと働き、専業主婦に向けたヘイトを繰り返す人だった。小さな町の進学校だった公立高校では、一番頭のいい子は女の子で、確かに理系クラスに女子は少なかったもの…
1930s ロイヤルコペンハーゲン製 ペンギン 一人で東京へ行くのはいつぶりだろうか。 12月以来かもしれない。さらに、庭園美術館は何年ぶりだろうか。リニューアルされてから初めての訪問だった。 真夏のコロナ禍、庭園美術館の庭は目黒の駅前とは違って少し…
一人で夕方買い物に行った。 自転車の、カラカラという少したるんだチェーンを音と、右の木から聞こえるアブラゼミの鳴き声。左の木から聞こえる、ミンミンゼミの鳴き声。それが、帰宅する道左右でずっとなきつづけていた。過ぎ去れば、次のセミ。過ぎ去れば…
生協で溜まったポイントを、九州の洪水被害に寄付をした。ポイントが貯まる度に、自然災害が世界中の何処かで発生しその度にポイントを1000円分寄付している。災害の頻度が多い。 翌日、雨の中子供の荷物を学校に取りに行く。ついでにクラスメイトの分も持っ…
一人で夜中にAmazonPrimeで鑑賞した映画「永い言い訳」。 西川美和監督が、昔から好きだった。それは、登場人物の人間臭さだった。 「ゆれる」は映画館に2度見に行き、私の核をついた。 「ディア・ドクター」は、余貴美子の演技に圧倒されつつ、人間の弱さ…
20代中盤から、繁殖期に入った。 結婚をしないといけない、なぜならば私は自分で十分に暮らしていけるほど稼げる仕事についてもいないし、そして何より会社が嫌いだった。仕事は好きだったけれど、職場がどうしても馴染めず、とにかくこの場から逃げ出す手段…
6歳になる子にせがまれて、近所の友人を招いて誕生日会をした。家に招いて、ケーキを食べて、遊んだだけだったけれど子曰く「人生で一番最高の日」。 本来の自分だったら、子供の親が来るのもめんどくさいし、いつも通り家族だけで過ごせばいいじゃないの。…
何気なくアマゾンプライムで見始めた「日日是好日」。 前回見た「サニー」が合わなかったのもあり、アマゾンプライムの邦画に期待できないのではと半信半疑であった。しかし晩年の樹木希林を見ておきたいと思い鑑賞。 これが、期待に反して素晴らしい作品だ…
人生で一番辛かったあの時、15才。あの時に、探していたのは、信頼できる大人だった。心から、思いの丈を誰かに話したかった。 いま、大人になって、15才の子供に頼られたら、わたしはしっかり受け止められるだろうか? あの時に、大人に頼れたら人生変わっ…
七夕ゼリー 今まで考えたこともなかったけど「七夕」と書いて「たなばた」と読むのはなぜだろう。 小3の娘は近頃クイズ番組に夢中だ。最初、クイズの何が楽しいんだろう?と側から見ていた。忘れていた記憶が蘇って、ああ、私も知らないことを知ることが大…
十三夜
家族ができてから一番良かったことは、死にたいと思う頻度が9割減ったこと。 それでもたまに、家族を置いて死んでしまいたいと思う時がある。結婚するまでは、心の底から、自分が死んでも誰も悲しまないと思って生きていた。 もしも今、独身で、子供もいな…
昨夜BS12で放映された「雲ように風のように」を見た。初回放送は30年ぶりとあったが、私が初めて見たのは1993年のGWだった。 まだ12歳だった私は、この世界観に衝撃を受けたのを忘れない。 その2年後の夏休みの自由研究は「宦官の作り方」。映画「ラストエ…
なだらかな背景ボケ
自分が何を好きだったかをこの10年で忘れてしまった。 行きたいところも我慢。やりたいことも我慢。自分を押し通すことで摩擦が起こるならばそれを避けたいという性格が災いして、人生においての余白を何で埋めていいのかわからなくなってしまった。 ずっと…
子供たちを守ることが自分の使命である。そう思い9年。 命を守ること。犯罪の被害者にならないようにすること。 運が悪く、そうなってしまうこともあるかもしれないけれど、私が守ることでその確率が下がることも大きくあると思う。 自分の生きがいとは、ま…
新聞を購読している。 このデジタル時代に、毎朝届く新聞紙。デジタルでは見落とすであろう、とても良い記事に出会うことがある。 マイクレヨンプロジェクト。世界を変えるのは、教育だ。子供達の未来を作るのは、大人。 子供たちにぜひ受けさせたい素晴らし…
モヤモヤしているときは、吐き出すこと。 SNSはポジティブなことしか書けなくなってしまったのはいつからだろう? 自分の気持ちを整理して、前進するために新しく始める。 最後に書いたのは何年前だ?あの頃から大きく変わった私の人生。 悩みはピンキリ。 …